Rabbit Blue
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特別授業 壱
「ねぇ、兄さん。特別授業、しようか」
は?と首を傾げた兄さんをベッドに突き飛ばす。
「?! ゆき、」
声を荒げる兄さんの唇に唇を重ねて文句を塞いだ。
僕の身体の下で、ビクビクと身体を揺らす兄さんが可愛い。
逃げる舌を追いかけ、口内を蹂躙しながら、兄さんの両手を頭上で一纏めにネクタイで拘束した。
唇を離すと、兄さんの頬が赤く色付き、とても色っぽい。
涙に潤んだその瞳は誘っているようにしか思えなかった。
Tシャツをまくり上げ、兄さんの口に銜えさせる。
「今日は僕たちだけじゃないからね」
そう耳元で囁けば、兄さんの瞳が不安に揺れた。
僕は構わず色付く乳首を指でなぞる。
爪先で擽るように弄れば、次第にぷくりと膨らんできた。
指先で摘まんで、引っ張ると兄さんの口から声が漏れる。
「あぁ、ごめんね。痛かった?」
指を離して赤く色付いたソコに舌を這わすと、兄さんの身体がビクリと跳ねた。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら舌先で主張する乳首を転がし、たまに吸い付いてやる。
舐めながら視線を上げれば、何か物欲しげな瞳で兄さんが僕を見ていた。
そして気付く。
兄さんの足がもぞもぞしていることに。
僕は口角を持ち上げて、左手をそっと下腹部に伸ばした。
「ゆきおー!」
ガチャ、と開いたドアに、雪男はあわてて立ち上げていたソフトを閉じた。
「なに、兄さん?」
「風呂開いたぞ。さっさと入っちまえよ」
「あぁ、うん。ありがとう」
背後を通り過ぎ、自分のベッドに腰を下ろした燐に、雪男は胸を撫で下ろす。
パソコンの電源を落とし、立ち上がると、用意していた着替えを手に、雪男は浴場へ向かうのだった。
(しまった、保存し忘れた)